山村正夫(日1931〜1999)
昭和6年(1931年)大阪に生まれ、戦後は名古屋に住んだ。早熟で名古屋外語専門学校(現南山大学)在学中の18歳のときに、探偵小説専門誌「宝石」にデビュー作「二重密室の謎」を持ち込んで活字となる。
それが縁で宝石編集部でアルバイトをしながら修作に励む。本格ものだけではなく怪奇ものや少年もの、スリラーなど幅広く執筆し、探偵もののクイズ本も執筆した。
映画化された名作「湯殿山麓呪い村」以降は、横溝作品に範をとった伝奇本格といわれる作品群を多数発表し、伝奇本格作品では大食漢の学者探偵滝連太郎とその助手武見香代子がシリーズ探偵として活躍する。
傍ら日本探偵作家クラブ書記長に就任し、推理作家協会への改組と社団法人化に尽力、推理作家協会の理事を長く勤め、昭和56年から2期4年間は理事長を勤める。
また、評論活動もこなし、作家としての戦後の推理小説界を回想した名著「推理文壇戦後史」「わが懐旧的探偵作家論」がある。

ボウリング殺人事件…当時人気の絶頂期だったボウリング界を舞台にした事件。
阿蘇安徳伝説の殺人…ベッド・ディテクティブの歴史推理と現代の殺人との融合。
奥能登呪い絵馬…平家伝説に彩られた奥能登の旧家を舞台に繰り広げられる滝連太郎の推理。
妖狐伝説殺人事件…金毛九尾の妖狐伝説にまつわる事件を描く伝奇本格推理。
陸奥こけし殺人事件…女流棋士小柳カオリシリーズの一篇で、東北各地を舞台にした事件を描く。
魔女の呪い島殺人…戦国時代魔女狩りが行われた島での殺人事件を描く伝奇本格推理。
死人島の呪い雛…死人島という不吉な別名を持つ小さな島で起こる連続殺人事件に挑む滝連太郎。
丹後半島鬼駒殺人…バラバラ死体は3人の男女の各部位をを寄せ集めたものだった。
死霊谷の呪い館…信州小諸の大名であった仙石家家臣の末裔に起る猟奇的な殺人事件。
加賀友禅愛憎殺人…加賀友禅作家の新作発表会で、作家の弟子の一人が帯締めで殺された。
東京−盛岡双影殺人…東京と盛岡で起きた、ほぼ同時刻の殺人の容疑者は同じ人物だった。
赤い呪いの鎮魂花…沖縄から送られてきたパイナップルの箱の中から男の生首が転がりでてきた…
逃げ出した死体…突然変異で推理能力に目覚めた、売れないタレント小泉譲二のユーモアミステリシリーズ第1作。
逆立ちした死体…突然変異で推理能力に目覚めた、売れないタレント小泉譲二のユーモアミステリシリーズ第2作。
太り過ぎた死体…突然変異で推理能力に目覚めた、売れないタレント小泉譲二のユーモアミステリシリーズ第3作。
赤ん坊になった死体…突然変異で推理能力に目覚めた、売れないタレント小泉譲二のユーモアミステリシリーズ第5作。
楊貴妃渡来伝説殺人事件…楊貴妃が日本に渡ったという伝説を巡る殺人…
十和田殺人湖畔…殺人容疑で警察に追われる身になった単身赴任の父親、大学生の娘が父親の汚名を晴らそうと…
霊界予告殺人…霊界で起きたコナン・ドイル殺人事件に挑む探偵作家は山村氏自身がモデル。
湯殿山麓呪い村…滝連太郎の初登場作品で、昭和59年に映画化された。
越前一乗谷呪い殺人…滝連太郎と女流棋士小柳カオリのコラボレーション。
生贄伝説殺人事件…滝連太郎シリーズで、諏訪に古代から伝わるという秘密結社の謎に挑む。
裂けた背景…アリバイ崩しをメインに据えたノンシリーズの本格もの。
忍者探偵とインド大魔術団…服部半蔵の十八代目で伊賀の里で忍術を修行した佐分利健を主人公とするユーモアミステリ。
鬼ガ島地獄絵殺人…滝連太郎が活躍する伝奇本格もの6篇を集めた短篇集。
悪霊七大名所の殺人…旅行添乗員柏木美也子と荒船大二郎のコンビが活躍する短篇集。
振飛車殺人事件…女流棋士小柳カオリが、夫である警視庁捜査一課の警部に協力して、将棋がらみの事件を解決。
断頭台…異常心理や変身願望などを扱ったミステリ6篇。

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