鷲尾三郎

鷲尾三郎(日、1908〜1989)
大阪市に生まれ、生家は呉服商だった。同志社大学中退。文壇デビューは比較的遅く、戦後の1949年(昭和24年)に江戸川乱歩の推薦で、「魚臭」が宝石に掲載され、さらに同年「疑問の指輪」を宝石増刊に発表した。
1953年(昭和28年)に宝石に掲載された「雪崩」が、翌1954年の第7回探偵作家クラブ新人奨励賞を受賞した。1956年(昭和31年)に講談社の探偵小説全集の十三番目の椅子を鮎川哲也と争う。
結果は鮎川の「黒いトランク」が選ばれたが、その時の鷲尾の作品が「酒蔵に棲む狐」で、翌年に「屍の記録」と改題されて出版された。昭和20年代から30年代の前半に、20篇以上の作品を発表したのち文壇から遠ざかったが、1983年(昭和58年)にカッパノベルズより「過去からの狙撃者」を刊行した。

屍の記録…日下三蔵編ミステリ珍本全集第12巻で、2長篇と中篇「雪崩」のほか、単行本未収録の短編3作。

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