Thomas Narcejac

トーマ・ナルスジャック(仏、1908〜1998)
フランス、ヌーベル=アキテーヌのロシュフォールの船乗りの家に生まれたが、8歳の時に事故により片目を失明してしまい、船乗りへの道を断念せざるを得なくなった。そのころから読書、とりわけ推理小説に夢中になり、シムノンに心酔したという。サント・コレージュ、ボルドー、パリで高等教育をうけたあと哲学の教師となり大学でも教鞭をとった。
1945年ごろからシムノンをはじめとするパスティーシュを発表し、1946年に「わが深夜の告白」として出版された。その後1948年に「死者は旅行中」が冒険小説大賞を受賞した。このほか多くの評論を出版しており、その評論に感銘を受けた後年の合作相手ピエール・ボアローと文通を始める。ボアローと初めて会ったのは、冒険小説大賞の授賞パーティ出のことだったという。
2人はたちまち意気投合し、ボアロー&ナルスジャック名義での合作に取組み、1952年に第1作である「悪魔のような女」を発表し、その後多くの作品を世に出した。合作作品はサスペンス重視の小説が大半である。

死者は旅行中…地中海を行く貨物船白鯨号で起きる密室での殺人や人間消失をサスペンスタッチで描く。

Mystery Collection Mainにもどる
The Road Site Main Pageにもどる

Last modified -