学園島の殺人

赤両島は玉之内賢治郎が創設した自光学園の島だった。玉之内は学園を開くために島を一つ買い、理想の学園を創設したばかりか、学園OBの住いや繁華街、工場までも島内に造った。
そこは文字通り学園の島であり、何らかの形で学園に連なるものしか入島できなかった。島内にはモノレールも走り、人口も4万人ほどあった。いってみれば小さな市が島にあるのと同じであった。
その島である夜奇妙な事件が起きた。転校生の葉子が深夜走行するモノレールに乗ったあげく、再生広場という名の広場で男の生首をみつけ、さらにその首を持ち歩いていた黒衣のサンタクロースを見たのだ。
そして同時に葉子の唯一の親友若月桜の行方がわからなくなった。葉子は桜からの最後のメールを開き、そこに記されている指示通りの桜の木の下を堀った。
そのメールによれば、桜の行方が知れなくなったときは桜の木の下に埋めてある手紙を、東京に学園の理事長増本に届けてほしいというのだった。
桜の手紙を持って上京した葉子は、大学生の森崎と知り合う。さらに森崎の友人であり下宿の同居人である真野原を知った。一方自光学園にはアクスリーテ王国の王女がお忍びで2か月間滞在するという。
葉子からの奇怪な話を聞いた真野原と森崎は早速増本を訪ねるが、体よく門前払いされる。しかしその後、ひょんなことから2人は増本と出会い、増本も島のことを心配していると知る。
そこで増本の了解のもと真野原と森崎は学園島に身分を明かさずに乗り込むことにした。するとそれを待っていたかのように立て続けに、事件が起きた。
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