QED 鬼の城伝説

棚旗奈々と妹の沙織、それに奈々の先輩の薬剤師タタルこと桑原崇、タタルの友人でフリージャーナリストの小松崎良平は揃って岡山へ行くことになった。
きっかけは小松崎の寄稿している雑誌社に、小松崎宛の手紙が来たことだった。その手紙は岡山在住の桃田優子と猫村吉子という2人の女性からのもので、2人の友人の明神明日香という女性が半年前に殺人事件に巻き込まれているというものだった。
小松崎はその取材に、あとの3人は小松崎から話を聞き、その取材に絡めての観光目的だった。ところが急にタタルのy仕事の都合がつかなくなり、タタルは一日遅れて岡山で合流することになった。
明日香が巻き込まれた事件とは、密室の土蔵での殺人事件だった。その日は朝から霧雨が降っていたが、明日香は兄の巧美とともに明日香の婚約者鬼野辺健爾の家に招かれた。
そこで健爾が明日香に面白いものを見せるから、15分後に土蔵に来るように言い置いて、去っていった。約束どおり15分待って土蔵に行ったところ、土蔵の扉には鍵がかかっており開かなかった。
そこで鉄格子の嵌った窓から中を見ると、土蔵の床には健爾の生首がポツンと置かれていた。あまりのことに驚いた明日香は母屋にとって帰し、兄の巧美に知らせた。
健爾の弟の圭佑や妹の風見子も集まってきて、皆で土蔵に向った。土蔵の扉には外から南京錠が掛っていた。使用人の久蔵を呼んで南京錠を開けたが、中から閂がかけられているらしくすぐには開かなかったが、男2人に体当たりでやっと開いた。
するとそこには血にまみれた健爾の生首がポツンと置かれ、少し離れたところには胴体が転がっていた。その後には大きなお釜。実は鬼野辺家には、この釜が鳴ると人が死ぬとの伝説があったのだった。
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