QED 式の密室

博識の薬剤師桑原崇が謎を解く、高田崇史のQEDシリーズの第5作で、安倍清明伝説と式神がテーマ。

昭和31年、陰陽師の末裔を名乗る占い師弓削清隆が東京神田の自宅書斎で喉をナイフで刺されて殺された。部屋のドアは特殊な構造で、中からノブのツマミを回せば鍵がかかるが、外側には鍵穴がなく外からは鍵も掛けられなければ開けることもできなかった。
窓は完全防音の密閉式で、中から鍵が掛けられていた。その日の2時に住み込みの女中時枝が清隆の書斎に茶を持って行き、そのときに清隆は生きていた。
その後、書斎の外にある電話で清隆の妻暢子が友人と話を始めた。その最中、2時半ごろに書斎から大きな音がして、これは電話の相手にも確認されている。
暢子が物音に驚きノブに手を掛けるが中から鍵が掛けられていて開けられない。暢子は執事の片桐を呼んで、2人でドアを開けようとするが2人の力では無理で、片桐が斧を取りに走る。
斧を持って戻って片桐がドアを破ると、中には喉をナイフで刺されて血まみれになった清隆の死体があったのだった…
島田荘司と新本格作家のメインページにもどる
Mystery Collection Mainへもどる


Last modified -