御手洗潔のメロディ

御手洗潔ものの中短篇4篇を収録。「SIVAD SELIM」と「さらば遠い輝き」は御手洗秘話。
IgE
御手洗潔のところにやって来たのは、川崎に住む音楽家。レッスンを受けに来ていた女性に好意を持ったが、その女性の行方がわからなくなってしまったという。
次に訪ねて来たのは、同じく川崎のファミリーレストランのバイト。そのレストランではトイレの子供用便器が3回も盗まれたという。
御手洗は音楽化の話と便器盗難事件は密接に繋がっているといい、近々大きな事件がファミリーレストランで起きると予言した…

SIVAD SELIM
クリスマスの前日に日本に住む外国人身障者のための手作りコンサートを企画した高校生。ぜひ御手洗にも出演して、そのギターの演奏を披露して欲しいと電話をかけてきた。
石岡和巳はその話を聞いて感動し、御手洗を説得すると引き受けるが、あいにく御手洗はその日だけは約束があった…

ボストン幽霊絵画事件
御手洗潔のハーバート大学在学中、ボストンでの話。ボストンの大通りに面したZAKAOという自動車修理工場は、一文字づつボルトで留めた大きな文字看板を掲げていた。
そのZの字にハンドガンで12発もの弾丸が撃ち込まれた。だが大通りの交通の音や修理工場の騒音で発砲されたことは誰も気づかず、看板が緩んで落ちそうだということで修理工場側が気づいた。
この話を学内新聞で読んだ御手洗は事件に興味を示して友人のビリーと一緒にZAKAO修理工場に向かった。Zの文字を見た後、周囲を見回した御手洗は向かい側のアパートメントに注目した。

さらば遠い輝き
松崎レオナから連絡があったハインリッヒは喜び勇んでスウェーデンからロスアンジェルスに飛んだ。そこで2人は10年ぶりに再会、昼食を取りながら2人の共通の友人御手洗潔の話をすることに…


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