虹果て村の秘密

かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド、という講談社の叢書のために書き下ろされた、著者初のジョブナイルミステリ。
夏休み、売れっ子推理作家二宮ミサトの娘で12歳になる二宮優希と、その同級生の上月秀介は、ミサトが高校まで住んでいた通称虹果て村までやってきた。虹果て村のミサトの旧家は、今ミサトの別荘になっているのだ。
本当はミサトも一緒に来るはずだったが、九州で講演する予定を忘れていて。小学生2人の旅となった。もっとも虹果て村にはミサトのいとこの藤沢明日香一家が住んでいて、ミサトが来るまでは明日香の世話になることになっていた。
ところが虹果て村では高速道路の建設を巡って、賛成派と反対派が争っていた。反対派の主要メンバーはカメラマンの風間春彦、郷土史家の笹本慎、陶芸家の島谷豊明、一方の賛成派は中学教師の烏賊崎恭子、工務店経営の国松正志と西尾陽一らだった。
そして事件が起きた。殺人事件だった。殺されたのは反対派の笹本慎で、自宅でナイフを背中に刺されて死んでいた。死体は鍵のかかった家の中にあった。ドアや窓はすべて内側から施錠された密室殺人だった。
しかも村の出入り口にあたる道路が大雨による土砂崩れで通行不能になってしまった。優希と秀介は早速行動を開始した。優希は刑事志望だし、秀介はミステリ作家になるのが夢だったのだ。
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