レックス・スタウト(米、1886〜1975)
レックス・スタウトは米英では評価が高く、超人気作家のひとりである。特にアメリカではクイーンやガードナーなどより格段に人気があるという。その人気の秘密はわかりやすさとユーモア、それにシリーズ探偵ネロ・ウルフの個性であり、逆にクイーンやカーなどの複雑なプロットやトリックが中心の作品は人気がないのだそうだ。
したがって国民性の違いからか、クイーンやカーが好まれ、新本格が芽生える我が国では逆にスタウトは一部のマニアックな人間に好まれるのみである。そのために未訳も多いうえに、出版されても増刷されずに絶版ということになるし、ユーモアや個性も日本語では面白さが伝わらないどころか、読みにくさの一因にもなっている。
1886年インディアナ州ノーブルズヴィルに生まれたスタウトは、4歳で聖書を2度読了したほどの早熟で、10歳までに千冊以上の古典を読破し、13歳で全米綴り方コンクールで優勝した。海軍の下士官のほかにドラグストアの店員、会計係り、いちごつみなど30もの職業を経験した後、40歳で執筆を開始し第1作の「毒蛇」を世に送った。
シリーズ探偵のネロ・ウルフと同じく園芸を趣味とし、美食家でもあったが、ウルフと違い痩せて顎鬚をはやし、活動的な人物であった。

毒蛇…スタウトのミステリデビュー作であり、ネロ・ウルフのデビュー作。
赤い箱…ネロ・ウルフが事件現場に出向くという驚愕のシーンがある。


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