フィリップ・マクドナルド(英、1900〜1981)
第一次世界大戦後の本格推理小説の黄金時代である1924年に鑢(やすり)で実質的にデビューした作家だが、幻の作家といわれる。なぜ、幻の作家といわれるかというと、魅力的な作家ではあるものの作風が独特だというのだ。曰く、遊び心がありすぎる、不必要なことを書きすぎる、事件に必然性がない、思い付きで書いたものが多い等々。
それゆえにかわが国でもほとんど紹介されず、かつて創元社が「鑢」と「ゲスリン最後の事件」を出版したが、現在では絶版。最近になって「迷路」がHPBで、「Xに対する挑戦状」が国書刊行会から、「フライアーズ・バートン館の謎」が原書房から出版された。
マクドナルドのほかにマーティン・ポアロック、オリヴァー・フレミングなどの筆名を持ち、マクドナルド名義でのミステリ長篇は16作、うち13作で元英国諜報部のゲスリン大佐が名探偵として活躍する。

…元英国調部員のゲスリン大佐最初の事件。マクドナルドの実質的なデビュー作にして代表作。
迷路…検死審問の証言記録だけで犯人捜しに挑むゲスリン大佐。
Xに対する逮捕状…正体のわからない誰かが、犯罪をやろうと企んでいる。でも誰が、いつ、何をやるのか?
ゲスリン最後の事件…マクドナルド最後のミステリ。ミッシング・リンクとダイイングメッセージに挑むゲスリン。


Mystery Collection Mainにもどる
The Road Site Main Pageにもどる

Last modified -