中町信(日1935〜)
中町信は1935年(昭和10年)群馬県沼田市に生まれ、早稲田大学卒業後出版社に勤務する傍らミ
ステリーを書き始める。
文壇デビューは1967年で、雑誌「推理ストーリー」に発表された「偽りの群像」。1971年に「そして死が訪れる」が第17回江戸川乱歩賞候補となる。
この年の乱歩賞は結局受賞作なしであったが、「そして死が訪れる」は翌72年に「模倣の殺意」と改題されて雑誌推理(双葉社)に連載され、さらに翌年「新人賞殺人事件」と改題されて単行本として出版された。ちなみに「新人賞殺人事件」はその後「新人文学賞殺人事件」と改題され、幻の名作とされるが、現在では「模倣の殺意」が創元推理文庫で気軽に読める。
1972年には「心の旅路連続殺人事件」が、79年には「自動車教習所殺人事件」がそれぞれ乱歩賞候補となる。
1989年から専業作家として活動している。作風は本格もの一本槍で、地味ながら堅実で丁寧な作品が多く、根強いファン層を持つ。反面、その凝った作風は一般受けが難しいらしく、絶版となっている作品が多い。また、作品の改題も多いために注意が必要。

新人文学賞殺人事件…江戸川乱歩賞候補ともなったデビュー長篇で、長らく幻の名作と言われた。
「心の旅路」連続殺人事件…記憶喪失が重要なファクターとなる長篇第2作。
女性編集者殺人事件…労働争議に揺れる出版社内で殺された編集者はSの字のダイイングメッセージを残した。
自動車教習所殺人事件…自動車教習所の関係者が次々に殺されていくが…
高校野球殺人事件…著者曰く、カーの「皇帝のかぎ煙草入れ」に挑戦…
散歩する死者…改稿改題され「天啓の殺意」となる。名作です。
田沢湖殺人事件…田沢湖で発見された水死体の女性は、15年前の事件を調べていた。
奥只見温泉郷殺人事件…殺人事件の容疑を受けた男が、真犯人探しに乗り出した。
榛名湖殺人事件…入院中の殺されかけた私…事件は2年前のホテル火災から始まっていた。
佐渡金山殺人事件…佐渡島で起きる連続殺人事件。
阿寒湖殺人事件…道東めぐりツアーに参加した人間が次々に殺される…
浅草殺人風景…徳間文庫に書下ろされた、浅草の場末にある鮨屋「鮨芳」の母子を探偵役したシリーズ。
下北の殺人者…津軽、下北ツアーに出かけた会社員グループの中で起きる連続殺人。
津和野の殺人者…津和野で起きた殺人事件は容疑者を絞り込めず、やがて起きる連続殺人に発展。
山陰路ツアー殺人事件…典型的ともいえる中町氏らしいツアーもの。
信州・小諸殺人行…画壇を舞台に起きる連続殺人事件もの。
老神温泉殺人事件…出版社を舞台に起きる連続殺人事件もの。
湯煙りの密室…鹿児島、指宿温泉の露天風呂で密室殺人が…
天童駒殺人事件…将棋の町天童で起きる連続殺人事件…
死者の贈物…一本の電話が病院関係者の連続殺人事件の始まりであった。事件挑む素人探偵夫妻は…
四国周遊殺人連鎖…四国のツアー旅行に参加したグループの中で起きる連続殺人事件。
錯誤のブレーキ…雨の日の交通事故が事件のはじまりだった。
社内殺人…医療機器販売会社で起きた給与の盗難と連続殺人事件を追う酔いどれ課長代理。

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