ナイオ・マーシュ(ニュージーランド、1895〜1982)
アガサ・クリスティ、ドロシー・L・セイヤーズ、マージュリー・アリンガムとともに黄金期の四大女流作家。ニュージーランドを拠点に活動した作家で、トリックやプロットなどより人物描写や会話で読ませる作品が多くセイヤーズの系統に属する作家である。
劇団で脚本を書き、女優としても活躍し、演出もこなした演劇人でもあり、その経験を生かした作品も多い。わが国では紹介が遅れ、ほとんど読めなかったが、近年「ランプリイ家の殺人」が国書刊行会から「アレン警部登場」が論創社から相次いで初訳刊行され、長らく絶版だった「死の序曲」も再販されるなど気軽に読めるようになってきたが、未役がまだまだ多く、今後の翻訳が望まれる。

アレン警部登場…マーシュのデビュー作。黄金期ミステリらしい作品。
死の序曲…小村の教会で行われた素人芝居の舞台で、ピアノから拳銃が火を噴き演奏者の女性を即死させた。
ランプリイ家の殺人…マーシュの代表作。経済観念のまるでない、漫画のような貴族ランプリイ家で起きる殺人事件。
ヴァルカン劇場の夜…ヴァルカン劇場の初日、楽屋ではガス中毒で男が一人死んだ。
道化の死…マーシュの中でも傑作と呼び声が高い作品。


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