ノーマン・ベロウ(英、1902〜)
生まれは英国だが、そのほとんどをオーストラリアとニュージーランド過ごしたために、オーストラリアの作家とされることもあるベロウは、2006年に「魔王の足跡」が初めて邦訳されるまでは、我が国ではほとんど知られていなかった。
魅力的な謎と不可能犯罪、オカルト趣味という凝った本格ミステリ作家で、人物描写よりもトリックを重視した作風で、20篇ほどの長篇を世に送っている。ただしトリック重視とスラッグを多く用いた独特の文体が災いして、マニアック好みの作家で終わってしまったようだ。
なかでもランスロット・カロラス・スミス警部が探偵役のシリーズは、不可能趣味が横溢しており、その分野の傑作揃いといわれ「魔王の足跡」もそのひとつである。今後の翻訳が期待される作家のひとり。


魔王の足跡…雪の上の不思議な足跡、そして不可能犯罪。

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