マックス・アフォード(豪、1906〜1954)
マックス・アフォードも近年の本格ミステリ発掘の流れの中で紹介されたひとりだ。もともとは劇作家であり、ラジオドラマの脚本家で、本格もののドラマの台本を数百本も書き、そのほとんどがクオリティの高い作品だったという。 アフォードは、オーストラリアのアデレードに生まれ、中学時代に父親を亡くして、学校を辞めざるを得ず、その後はいくつかの職を転々としたという。ジャーナリストを経てラジオドラマを書くようになり、オーストラリア国営放送のラジオドラマの原稿募集に応募当選したことでメジャーとなった。
その後は局専属になり、さらにフリーになって舞台劇にも進出し、多くのラジオドラマの台本を書いた。一方ミステリ作家としては、1936年にBlood on His Hands!でデビューし、1940年までに6作の長編を書いた。ラジオドラマでも活躍するジェフリー・ブラックバーンがシリーズ探偵で、長編6作中5作がジェフリーバーンものである。
ただしミステリ作家としては、版元が大手ではなくジョン・ロング社という特殊な出版社であったことが、埋もれた幻の作家となってしまった最大の原因らしい。ジョン・ロング社は図書館や貸本屋向けが営業主体で、そのために一般流通量が少なく人目に触れる機会が少なったようだ。長らく忘れられていたが不可能犯罪研究の世界的権威ジョン・エイディーによって、クライド・B・クレイスンとともに再評価された。

魔法人形…雪の上の不思議な足跡、そして不可能犯罪。

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