日下圭介(日1940〜2006)
和歌山県海南市生まれ、昭和37年(1962年)早大卒後朝日新聞社記者となり、「蝶たちは今…」を江戸川乱歩賞に応募し、昭和50年(1975年)第21回乱歩賞を受賞。
昭和59年(1984年)までは兼業作家で、その間の昭和57年(1982年)に「木に登る犬」「鶯を呼ぶ少年」の2冊の短篇集で日本推理作家協会賞を受賞し、2年後の昭和59年から専業となり平成18年(2006年)2月に肺炎により死去した。
短篇の名手といわれ、長篇26冊に対して短篇集は18冊にものぼる。作風は初期にはサスペンス色が濃く反映された作品が多かったが、のちにはトリッキーなものや歴史ミステリなどを中心に創作した。

折鶴が知った……サスペンスとアリバイ破り、フーダニット、結末の意外性が融合した初期の作品。
密室20秒の謎…ノンストップのエレベーターでの殺人と人間消失の謎。
竹久夢二殺人事件…大正初期を舞台に、竹久夢二を巡る殺人事件を描く。
紅蓮の毒…越中富山の薬売り、辻村健作を探偵役にした連作。
密室・十年目の扉…台風で交通が途絶し脱出不可能な島から、殺人事件の容疑者が消えた…
「天の酒」殺人事件…夢の酒を造るために集まったメンバーの中で起きる密室殺人事件。
「野菊の墓」殺人事件…伊藤左千夫の「野菊の墓」の誤りの謎と強固なアリバイトリックを絡ませた凝った作品。
笛の鳴る闇…密室、暗号、伝説とミステリの要素が満載の作品。
溶ける女…老舗デパートの脅迫事件から、過去に起きた伊豆大島での殺人が暴きだされた。
山頭火うしろ姿の殺人…俳人種田山頭火にまつわる謎を主題に、女性ばかりの雑誌編集部で起きる連続殺人。
女たちの捜査本部…宮城県の幽霊事件と東京の殺人事件の関連は?
黄金機関車を狙え…昭和5年、金貨を輸送して走る東海道線の列車を舞台にしたサスペンスフルな物語。
啄木が殺した女…石川啄木の強烈な個性にひかれて書いたという作品。
告発者は闇に跳ぶ…2組の男女の行動が、どう交錯していくのだろうか。
賢者の陰謀…地方新聞の記者が、地方の小都市で遭遇した4つの事件。

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