James Yaffe

ジェームズ・ヤッフェ(米、1927〜)
「ブロンクスのママ」で知られる安楽椅子探偵もの専門といっていい作家で、ユダヤ系アメリカ人としてシカゴで生まれた。幼いころにニューヨークに移り、高校在学中の15歳のときに投稿した短篇がEQMMに採用掲載される。
その後はさらに5篇がEQMMに掲載されたが、その後は大学で純文学と出会い、ミステリに対する姿勢を大きく変えた。それまでの作品はポール・ドーンを探偵とする不可能犯罪ものであったが、リアリティのほとんどない人物で、またトリックや人物描写は稚拙であったという。
1953年に装いも新たに安楽椅子探偵ブロンクスのママものの第1作「ママは何でも知っている」を書いた。ブロンクスのママは、ニューヨークに住むユダヤ人の未亡人で、ひとり息子のデイヴは警察官。デイヴから事件の話を聞いて推理し解決するというパターンの作品で、1968年まで8篇が書かれた。
その後コロラド大学の教授となり多忙となったために作家活動は中断したが、1988年に今度は長篇でママシリーズが復活した。短篇のときは50代であったママは70代となり、息子のデイヴは妻の死をきっかけに警察を辞めてロッキー山脈のふもとの町メサグランデに移り住んでいる。なおメサグランデは架空の町で、ここで起こる4つの事件が長篇として書かれている。
ヤッフェはミステリのほかにも小説や戯曲、エッセイなど多彩な執筆活動をしている。

ママ、手紙を書く…1988に長篇で復活したブロンクスのママシリーズの第1作で、アリバイを扱う本格もの。
ママのクリスマス…牧師殺しの犯人にされたのは隣家に住む若者だったが…
ママは眠りを殺す…アマチュア劇団の公園で起きた殺人事件。

Mystery Collection Mainにもどる
The Road Site Main Pageにもどる

Last modified -