ジョイス・ポーター(英、1924〜1990)
身長180センチ、体重110キロの巨漢で、大きな顔に小さな目、ダンゴ鼻、薄い髪にチョビ髭、服装のセンスはゼロでだらしなく、性格は陰険で嫉妬深くて意地悪で、おまけに神経質で、食い意地がはっているうえにケチという、ウィルフレッド・ドーヴァー主任警部。このいいところなしの男の生みの親がジョイス・ポーターだ。
ポーターはジョルジュ・シムノンを敬愛し、探偵役もメグレを意識した人物を考えたらしいが、自分の抱く警察官のイメージとはあまりにかけ離れているために、従来のミステリで描かれた警察官とは正反対のキャラクターを探偵役に据えたという。
ポーターはイングランド北西部のマープルという村の出身で、ロンドンの出てキングス・カレッジに通い、秘書を務めたたあと1949年に空軍女性部隊に入隊し、ロシア語を学び冷戦下で諜報員の教育にあたった。1963年に除隊して作家となりドーヴァー警部シリーズで人気を博す。また女版ドーヴァーともいうべきホン・コンおばさんを探偵役としたミステリも書いている。
キャラクターからもあきらかなように、ポーターの作品はユーモアミステリともいえるものであり、そのユーモアもブラックユーモアに近い。探偵役が無能な設定だから、事件の解決も幸運や偶然が作用したり、犯人の自滅などよるものが多い。プロットも単純で、構えずに気楽に読める作品が多い。

ドーヴァー1…最低最悪の探偵ドーヴァー主任警部を主人公にしたシリーズ第1作。
ドーヴァー2…最低最悪の探偵ドーヴァー主任警部を主人公にしたシリーズ第2作。
ドーヴァー/誤算…最低最悪の探偵ドーヴァー主任警部を主人公にしたシリーズ第3作。
ドーヴァー/切断…最低最悪の探偵ドーヴァー主任警部を主人公にしたシリーズ第4作。


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