千年岳の殺人鬼

オーストラリアの日本語学校の講師フミコと生徒14名は、夏休みを利用してフミコの故郷でもあるY県の千年岳へやって来た。千年岳はスキーのメッカでもあり、生徒たちは全員スキーが大好きだった。
初日は思い切りスキーを楽しんだが、2日目以降はスキー三昧のグループとせっかく日本まで来たのだから観光をしようとするグループに分かれた。
最近、千年岳はスキーのほかにもうひとつのことで有名になりつつあった。それはタイムスリップ現象を引き起こすワームホールの存在だった。行方不明になったコースを外れた女性が、10日後にふらりと出現し、その女性の証言からワームホールの存在が疑われたのだ。
10日間の行方不明にしてはその女性は元気で、ウェアも汚れてはいなかった。その女性には10日間の記憶はなく、逆に10日身自分が行方不明だとも思っていなかった。女性が行方不明になってから10日もたっていると聞いた時の驚きは演技とも思えず、このことからワームホールに落ちてタイムスリップしたのではとの話が生まれたのだ。
さらに若い男性が同様の経験をし、千年岳周辺はにわかに脚光を浴び始め、テレビや雑誌の取材も多くなった。そんなところにオーストラリアの日本語学校一行が着いたのだ。その一行がヘリスキー中、一行の中のある人物の思惑からやはりコースを外れてしまう。
その人物は一行をダシにして、ワームホールを探そうとしていたのだ。折から天候が悪化し、仕方なく一行はその人物に従うことにするが、なんとその人物は殺されてしまった。
直後に天候が急変し、一行は吹雪の山中をさまよい、一軒の山小屋で夜を明かすことになった。ところがその山小屋には一行の行動を予想したような手帳があり、一行は恐怖の一夜を過ごすことになるのだった…
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