エドマンド・クリスピン(英、1921〜1978)
黄金時代の末期、1944年に「金蠅」でミステリの世界にデビューしたクリスピンは、オクスフォード大学を卒業後に教鞭をとったあと、合唱曲や管弦楽さらには映画音楽などの作曲を手掛けたほか、ミステリの評論やアンソロジスとしても活躍している。
ミステリに手を出したのは、ディクスン・カーを知ったからで、ある夜に友人と飲食の折にカーの「曲がった蝶番」を勧められて一晩で読み終えたことがきっかけだった。デビュー作「金蠅」を執筆したのは21歳の時で、2年後に出版された。
シリーズ探偵は、大学教授ののジャーヴィス・フェンで、9冊全てのまた短篇集も2冊あり、そのほとんどでもフェン教授が活躍する。カーにはまるだけあって、初期作品は密室など不可能犯罪を扱い、またファルスやユーモアも持ち味であるが、後半はシリアスな作品が増え、それと比例するように評判は落ちた。実質的なミステリ界での活躍は1951年までであった。


金蠅…大学の学寮での密室殺人を扱ったデビュー作。
大聖堂は大騒ぎ…魔女狩り伝説のある大聖堂内外の殺人を描く第4長篇。
消えた玩具屋…クリスピンの代表作といってもいい第3長篇。
白鳥の歌…オペラと本格ミステリを融合させた第4長篇。
列車に御用心…2冊あるクリスピンの短篇集のうちの一冊の完訳。

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