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刑事コロンボ、1968年に最初のTVムービー「殺人処方箋」が製作され、それがNHK総合テレビで放映されたのが1972年の大晦日(UHF実験放送では同年8月放映)のこと。私はこの放送を何気なく、まったく気にせずに見ました。もともとミステリ好きだったこともあり、新聞のテレビ欄でたまたま目にしたという、ほとんど偶然で見たようなものです。 引き込まれました。映像でこんな番組が作れるなんて…感動でした。
アメリカでもかなりの評判だったらしく、その後パイロット版の「死者の身代金」 が製作放映されたあと、シリーズ化されました。 日本で大ブレークしたのは、この第一シリーズからです。といっても最初このシリーズは、当時NHKにあった専用アンテナが必要なUHF チャンネルで細々と放映されただけだったのですが、それを見た一部の視聴者からの熱狂的な要望で地上波でも放映され、大ブレークにつながったのです。
今ではよく知られていることですが、アメリカでの放映はサンデーミステリーシリーズと呼ばれる枠で月1回放映されていたものです。 サンデーミステリーシリーズは、コロンボのほかにデニス・ウィーバー主演の警部マクロードやロック・ハドソン主演の署長マクミランなどがあり(いずれもNHK で放映されましたが、二匹目のどじょうにはならなかったようです)、コロンボと合わせ月1回づつ、つまり週代わりで放映され、有名になったヘンリー・マンシーニ作曲のテーマも、このサンデーミステリーシリーズのテーマ音楽だったものです。最初の計画では週1回の放送だったようですが、製作側が猛反対。結果的に月1回の放映に落ち着いたことは、番組の質を確保する意味で大正解だったようです。
結局刑事コロンボは1978年の第七シーズンまで放映され、「殺人処方箋」「死者の 身代金」を加え45作が作られました。日本ではNHKで繰り返し放映され、NHKとユニバーサルの契約切れの後はNTVが契約し、水曜ロードショー枠で放映、その後は深夜枠でも放映されていました。
「うちのカミさんが…」などの流行語をうみ、よれよれのレインコートや葉巻、今にも壊れそうなプジョーなどわが国でもお馴染みになった刑事コロンボ、最高のミステリムービーといっても過言ではないでしょう。 なお、アメリカではこの後NBCからABCの放映権が移り、ABCで製作された ものは新刑事コロンボとして区別されていますが、NBCのコロンボに比べ今ひと つで、このページでも新刑事コロンボは対象にしていません。

PETER FALK
1928年アメリカ、ニューヨーク州で生まれ、シラキュース大学卒業。
青年期に舞台俳優ロス・マーティン(二枚のドガの絵にゲスト出演)に師事したといわれ、その後ハミルトン大学で政治学修士号取得、予算局勤務後再び俳優への道を歩み、1950年代前半にはブロードウェイの舞台へ。
1950年代後半からは、映画やテレビに進出した。1960年「殺人社会」でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、翌61年にも「ポケット一杯の幸福」でも2年連続で同賞ノミネート。
以降は名脇役として「おかしなおかしなおかしな世界」「グレートレース」「泥棒がいっぱい」「アンツィオ大作戦」など多くの映画に出演し、1968年に「殺人処方箋」でコロンボ役。
この単発のテレヴィムービーが高視聴率かつ評判がよく、続編の製作が検討され、さらにシリーズ化も視野に入れパイロット版「死者の身代金」が製作された。これも高視聴率を獲得、以降刑事コロンボとしてシリーズ化、刑事コロンボ、新刑
事コロンボで一貫して主演し、刑事コロンボ=ピーター・フォークのイメージがアメリカ本国はじめ放映された各国で定着した。
コロンボを演ずる傍ら「名探偵登場」など映画にも出演し、70歳を越えた現在も現役で活躍中。
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