EPISODE20
野望の果て
CANDIDATE FOR CRIME
Guest Stars
JACKIE COOPER
JOANNE LINVILLE
TISHA STERLING
ON AIR Nov 4.1973(USA) Aug 17.1974(JPN)
スタッフ
製作…ローランド・キビー&ディーン・ハーグローブ
共同製作…エドワード・K・ドッズ
監督…ボリス・セイガル
脚本…アーヴィング・パールバーグ&アルヴィン・R・フリードマン&R・キビー&D・ハーグローブ
音楽…ディック・デ・ヴェネディクティス
撮影…ウィリアム・クロンジャガー
美術…ジョン・W・コルゾ
キャスト
ネルソン・ヘイワード…ジャキー・クーパー
ヴィクトリア・ヘイワード…ジョアン・リンヴィル
リンダ・ジョンソン…ティシャ・スターリング
ハリー・ストーン…ケン・スウィフォード

今回コロンボが対決するのは上院議員候補ネルソン・ヘイワード。やり手だがプライベートなことまでいちいち口を出す秘書を殺し、その殺人は自分(ヘイワード)と間違えて組織の手によって行われたと偽装する。
ヘイワードは偽装のために周到な準備をし、普通なら上手く行くのだろうが、相手がコロンボでは細かい点にほころびが見えて、やがて追い込まれて自ら墓穴を掘ってしまい、コロンボに証拠を提供してしまう。
しかし、今回は死体の位置と車の位置の関係とか10日も前に頼まれた上着とか、公衆電話の謎とか非常に事件の追求が細かくて個人的はこういう細かい手がかりを積み上げるほうは好き。
ヘイワード候補は犯罪の撲滅を公約に掲げての立候補ながら、当選前に自ら公約を破り、開票中に逮捕となりました。これで当選した場合は、どうなるんでしょうか?
ラストの場面でヘイワードに畳み掛けられて、最後に「いいえ」に一言で雰囲気がガラッと変わるところも個人的に好み。
犯人役は子役スターだったジャッキー・クーパー。スーパーマンのホワイト編集長役でお馴染みの顔。
STORY
ロス市警本部には上院議員候補者ネルソン・ヘイワードの姿あった。組織犯罪の撲滅を公約にするヘイワードのもとに立候補を辞退するよう犯罪組織から脅迫状がきたのだ。警察では24時間体制でヘイワードの警備を行うことになった。
実は、この脅迫状は自作自演で、脅迫に屈しないヘイワードの強さを強調するために考えられたもので、ヘイワードの選挙参謀ハリー・ストーンの強引な戦術だった。
その頃ハリーは市警本部から中継されるヘイワードの姿をテレビで見ながら、部屋に呼んだヘイワードの秘書リンダ・ジョンソンにヘイワードと別れるように迫っていた。
リンダとヘイワードは愛人関係にあり、そのことが知れるとスキャンダルになり、ヘイワードの当選も覚つかない。 リンダはハリーの言葉にヘイワードから直接言われなければ別れないと拒否し、部屋を出る。

ハリーは今度は市警本部から帰ったヘイワードにリンダと別れるよう迫るが、ヘイワードは驚いたことにあっさりとそれを受け入れた。そしてリンダのところに電話を入れるといい、電話に向かう。
ところがヘイワード はフックボタンを押し、電話を繋がらないようにし、リンダのところに電話をするふりする。 ヘイワードのハリー殺害計画の始まりだった。
受話器を置いたヘイワードは、これ からリンダの家に行くとハリーに告げる。警備の警官がいるのにとんでもないと言うハリーに、ヘイワードはリンダが自殺してもいいのかと逆に迫る。
そして、ハリーと上着を交換し、ヘイワードに成りすましたハリーが駐車場からヘイワードの車で飛び出して、警察に慌てて追いかけさせ、警察を捲いてヘイワードの別荘に行きそこで泊まるように頼む。 警備がハリーを追いかけてる間に、ヘイワードは悠々とリンダのところに向かう計画だった。
ハリーが駐車場から飛び出し、警察が慌てて追いかけるまでは、計画のとおりだったが、ヘイワードが向かったのはリンダのところではなく別荘だった。
警察を捲いて別荘に来て車から降りたハリーは、そこにヘイワードがいるのを見て驚くが、ヘイワードは冷然と拳銃を取り出しハリーに向けて引き金を引いた。 ハリーを撃ったヘイワードは時計を取り出し、針を9時20分に進めて壊し、犯行時刻を誤魔化す細工をする。

次にヘイワードが向かったのは自宅。そこではヘイワードの妻のヴィクトリアが一人で酒を飲んでいた。ヘイワードがやってくると、庭のあちこちの暗がりに複数の人間が隠れていた。ヘイワードとヴィクトリアの友人達だった。
自宅にこっそり入ったヘイワードは妻を驚かし、庭の友人達を引き入れヴィクトリアの誕生日のびっくりパーティーを始める。その途中、時計を見て時間を確認したヘイワードは別室から警察に電話を掛け、作り声で「ヘイワードは別荘のガレージにころがってるよ」と告げ、電話を切る。時刻は9時23分、これでアリバイはできたわけだ。
捜査を任されたコロンボはヘイワードの別荘からヘイワードの自宅に向かい、ハリーが撃たれ死亡したことをヘイワードに告げる。 ヘイワードはびっくりパーティーのためにハリーと入れ替わったといい、人違いで殺されたんだとショックを受けた芝居をする。

翌日、コロンボはヘイワードの選挙事務所に出向き、ヘイワードと面会し、事件のいくつかの疑問点を述べる。
ヘイワードの別荘の前の街灯が壊されており、ハリーを撃つためには明かりが必要だったこと。車のヘッドライトを使うと、車を不自然な位置に止めなければならず、弾道検査の結果とも矛盾する。
さらに、ハリーは60q近く車を走らせたのに現場に警察が駆けつけたときにはすでに車のボンネットが熱くなかったこともおかしいと言い、ヘイワードを緊張させた。
コロンボの捜査はさらに続き、ヘイワードがハリーに着せたのと同じ上着を10日も前に注文していたことやハリーの腕時計がハリーの主義や性格からいって華奢に過ぎること、さらに別荘から3分間車を走らせても電話がなく警察に電話を入れる手段がないことなどから、ヘイワードがハリーを殺しアリバイ工作をしたとの疑惑を強める。
そしてヘイワードにそれらの疑問をつきつけて、じわじわとヘイワードを追い込む。

ヘイワードの警備陣に加わったコロンボは、投票日当日へーワードが待機するホテルの部屋の隣室に詰める。 コロンボにじわじわと攻められたヘイワードは、自分が狙われているような偽装工作をし、自分への疑惑を晴らそうと考えた。
ホテルの部屋でプライベートな電話を掛けたいと一人になったとき、テラスからハリーを撃った拳銃に消音機をつけて窓越しに部屋の中に弾を撃ちこむ。窓はカーテンで隠し、壁の弾痕は椅子で隠す。そして部屋を出てヴィクトリアと一緒に投票に向かう。
その夜、選挙の開票速報がテレビから流れる中、ヘイワードは再び部屋に入り、カーテンを開け壁の弾痕を隠した椅子をどけて、ベランダで爆竹を鳴らす。
隣室にいた警備陣やヴィクトリア、リンダ、支持者などが驚いてヘイワードの部屋に入る。ヘイワードは窓の外から狙撃されたと主張する。
コロンボが呼ばれ、ヘイワードはコロンボに向けて「この壁の弾はハリーを撃ったのと同一の銃から発射されたものだと認めるか」とコロンボに迫る。 コロンボが素直の認めると「では、君のすべきことは壁から弾を取り出し線条痕の検査をすることだろう」と畳み掛けるヘイワードに対して、コロンボの答えは「いいえ」だった。
声もないヘイワードにコロンボはコートのポケットから弾を取り出し、「すでに弾は取り出しています。ストーンさんを撃ったのと同じ拳銃から発射されたれたものだとの検査結果が出ています」
そして、ヘイワードが投票に行く前に部屋に入ったあと部屋に入りその時に弾を掘り出したと述べた。 そして「あなたが狙撃されたと言われる3時間も前に壁からこの弾を掘り出したんです」コロンボはヘイワードを見つめて「あなたを逮捕します」


Episode ListのPageにもどる
COLUMBOのMain Pageにもどる

Last modified -