EPISODE5
ホリスター将軍のコレクション
DEAD WEIGHT
Guest Stars
EDDIE ALBERT
KATE REID
Special Guest Star
SUZANNE PLESHETTE
ON AIR Oct 27.1971(USA) Sep 24.1972(JPN)
スタッフ
製作…エヴァレット・チェンバース
監督…ジャック・スマイト
脚本…ジュン・T・デュガン
音楽…ギル・メレ
撮影…ラッセル・L・メディ
美術…アーチ・ベーコン
共同製作…ロバート・F・オニール
キャスト
マーチン・J・ホリスター将軍…エディ・アルバート
ウォルターズ夫人…ケイト・レイド
ヘレン・スチュアート…スザンヌ・プレシェット
ロジャー・ダットン大佐…ジョン・カー

海兵隊の英雄、勇気の塊、どんなときでもものに動じない男、それがこの事件の犯人マーチン・J・ホリスター将軍。
将軍は自分の経営する会社に有利になるように、海兵隊の調達部長を勤めるダットン大佐と組んで不正を働いていたが、今度特別監査がはいることになった。これを知ってオタオタするダットン大佐を撃ち殺してしまう。さらにそれを目撃した女性に近づき恋人にしてしまう。
一方コロンボも目撃者の女性を味方にしようと躍起になるが、千軍万馬の将軍の方が戦略戦術ともはるかに上で、最後には目撃したことまで間違いだと言われてしまう。敗色濃厚のコロンボは、大逆転勝利へ向けてあることを思いつく。コロンボの作戦や如何に。
犯人役は軍服がよく似合い、映画でも軍人役が多いエディ・アルバート。またこの作品のみ初期クレジットに監督や脚本など通常はエンドクレジットとなるスタッフが出ていて、パターンを外れている。
STORY
思い思いにヨットが漂う穏やかな午後の海辺リ建つ邸。邸の中には蓋をされるのを待つばかりの展示品を詰めた箱があった。
邸の主マーチン・J・ホリスター将軍は海兵隊の英雄で、その功績をたたえて海兵隊士官学校の中にホリスター将軍のメモリアルルームが作られ、そこで展示される将軍ゆかりの品が箱に詰められて置かれていたのだった。
ご機嫌のホリスター将軍は、バスローブ姿でひげを剃っていたが、そこに現れたのは海兵隊の調達部長を勤めるロジャー・ダットン大佐。
ダットン大佐がやってきたのは、調達局に検閲総監の特別監査が入るからだった。海兵隊の英雄であり、退役して会社を経営しているホリスター将軍は、ダットン大佐と組んで予め入札価格を知り、不正な利益を上げていた。
ダットン大佐は検閲総監の監査があれば、不正取引が白日のもとにさらされてしまうと恐れ、休暇を取ってスイスに逃亡しようとして既に飛行機も予約していた。そしてホリスター将軍にも逃亡を勧めた。
ホリスター将軍は監査で何も判るはずはなく、落ち着いて対処しろと一喝するが、ダットン大佐はかえって動揺するばかりだった。
この動揺振りでは口ではなんと言おうと、不正が摘発され逃亡先で逮捕されればホリスターの名をだすに違いないとふんだホリスター将軍は、発送予定の陳列品のケースに歩み寄った。ダットン大佐は、ケースから出されたものを見て脅えきった表情になった。

ちょうどその頃海にでていた貸しヨット。乗っていたのはヘレン親子で、ヘレンがホリスター将軍の邸を偶然に見ていた。そして発砲事件があったと騒ぎ始めた。
目の錯覚ではないかと懐疑的な母親を無視して、ヨットハーバーに戻ったヘレン達。説得する母親を無視してヘレンは警察に電話をかけた。
通報を受けた警官がヨットハーバーでヘレンから話を聞くと、発砲のあったのは海兵隊の英雄ホリスター将軍の邸とわかり、尻込みする。本部に連絡し、ベテランの刑事が調査にあたることになった。
調査にあたるベテランのコロンボ刑事は、ホリスター将軍の邸にやってきた事情を告げる。邸に入ったコロンボは、展示品の箱が海兵隊員によって釘付けにされる寸前に中身を見せてもらった。
それを眺めながらホリスター将軍はメモリアルルームができることや、今夜そのオープンセレモニーがあることなどを説明した。箱をの中を見終わったコロンボは、邸内を案内してもらい、拳銃はないかとホリスター将軍に尋ねた。
将軍は練習用のが一丁あるだけだといい、それを見せた。さらに今日の午後、展示品を詰めているときに懐かしくなって昔の軍服を着、この拳銃を持って歩いていたら、箱にけつまずいたと思い出したように語り、発砲事件を目撃したという人物は恐らくそれを見誤ったのだろうとごまかしてしまう。

納得した様子で引き揚げるコロンボ。ホリスター将軍はセレモニーのために正装するとその足で貸しヨットハーバーに行き管理人からヘレンの名と住所を聞き出し、車に乗りセレモニーに向かった。
一方コロンボは、ホリスター将軍の邸を辞去してからヘレンの家に行った。そこでヘレン親子から事情を聞くが、ヘレンはバスローブの男が制服姿の男に発砲したのは間違いにない事実だと強硬に主張。酔っていたのではと問い掛けるコロンボに怒って、追い出してしまった。
その後にヘレン宅を訪れたのはホリスター将軍。将軍は玄関で「今晩11時のニュースを見てください」とだけ言って去っていった。
11時のニュースでメモリアルルームの開設とともにホリスター将軍の輝かしい軍歴が語られ、それをコロンボはチリを食べながら、ヘレン親子は揃って居間で見ていた。

翌日の早朝4時ホリスター邸に、部下に送られて帰ってきた将軍。部下を帰すとセーリングジャケットに着替え、隠し戸棚のスイッチを押した。本棚の裏の隠し戸棚にはビニールに包まれたダットン大佐の遺体があった。
ダットン大佐の遺体に錘をつけて海に沈めたホリスター将軍が、自家用ヨット「鋼鉄の騎士」号で邸の裏手の私設ハーバーに戻ると、わざとらしく釣りをするコロンボの姿があった。
コロンボはホリスター将軍に昨夜のニュースの話をし、その中で将軍のトレードマークだった真珠の装飾を施した拳銃があったはずだが、と問い掛けた。
将軍は、あの拳銃は野戦病院に入院しているときに何者かに盗まれた。そのままにしていたが、今度メモリアルルームに展示するためにレプリカを作らせたと述べた。

午後、ヘレンの勤めている動物公園にやってきたホリスター将軍。そこでヘレンを食事に誘う。食事をしながら誤解を解こうとするふりをするホリスター将軍に、ヘレンも態度を軟化させる。
そのヘレンが自宅に帰ったところ、コロンボが来ていた。コロンボはヘレンが帰る前まで母親と話をし、ヘレンが離婚にショックを受けて精神的に病んでいることを告げられていた。
コロンボはヘレンに向かってダットン大佐の写真を見せ、目撃したのはこの人物ではないかと問い掛けるが、ホリスター将軍に篭絡されたヘレンは気のない返事でコロンボを面食らわせた。
翌日にはヘレンとホリスター将軍は二人でセーリングに行くほどの間柄になり、夜は二人で将軍の邸でダンスを踊るほどだった。

その後、事件は急展開を見せた。マルゴ湾でダットン大佐の遺体が発見されたのだった。さっそくコロンボはホリスター将軍のところへ。
これからヨットの試運転をするホリスター将軍に付き合い、ヘトヘトになりながらも洋上で将軍に迫る。それに対し将軍は、しらを切りつづける。
試運転を終えてハーバーに戻った二人を出迎えたのはヘレンだった。このころにはヘレンは完全に将軍のものとなり、コロンボに罵声を浴びせる始末。
それでもコロンボは考えつづけ、あることに思い当たるとヘレンをメモリアルルームに呼んだ。メモリアルルームでコロンボはヘレンと共に陳列品を眺めながら、将軍の人物像を語る。薄気味悪いほどの勇気をもった男、それがホリスター将軍だった。
そしてそこに現れたホリスター将軍。二人に向かってコロンボは、将軍のような人物がトレードマークといわれるほどの
真珠の装飾を施した拳銃を盗まれるはずがないと断言する。
つまりレプリカの作成など嘘で、ダットンを射殺した凶器に使われた拳銃を常に人目に触れるメモリアルルームに堂々と陳列して置くだろうと語った。
がっくりと肩を落とすホリスター将軍は「そこまで言うからには弾道検査は済んでいるんだろう」と力なく言い、ヘレンに向かって「すまなかった」と頭を下げた。


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