クライド・B・クレイスン(米、1903〜1987)
コロラド州デンバーで生まれ、地元の大学を卒業後に、シカゴでコピーライターや業界紙の編集者を経たのちに作家となった。数学や科学、東洋哲学にも関心を持ち、「チベットから来た男」では東洋に関する並々ならぬ知識が披露されている。
1920年代には雑誌に短篇を書いたりしていたが、本格的な作家活動は1936年にクライム・クラブ叢書から刊行された「The Fifth Tumbler」からで、以後1941年までに10篇ほどの長篇ミステリを発表した。そのすべてが歴史学者ウェストボロが探偵役として活躍する不可能犯罪もの。
だが1941年を境に筆を絶ち、戦後はSFに転じたために、ミステリ作家としては忘れられた存在であり、不当に低い評価をされた作家となってしまった。1979年に密室ミステリコレクターのロバート・エイディが著書でクレイスンに言及したのがきっかけで欧米で再評価され始め、1997年にベスト作とされる「チベットから来た男」が初邦訳された。

チベットから来た男…クレイスンの最高傑作といわれる密室もの。

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